HPよりもMPで戦う時代
luke_moriです。恥ずかしくてあまり信念を語れないタイプです。
カジケンさんのブログで素晴らしいエントリーが上がっていました。
現状を打破しようとする全ての人に捧ぐ。ジョブズ最高のプレゼンテーション。 | カジケンブログ
詳しくはリンク先を是非全文読んでいただくのが良いかと思います。長いですがその価値はあると思います。
記事の中からいくつか。ちょっと自分の言葉で書き換えてるところもあります。
・現在の社会において自社のことを消費者に覚えてもらうチャンスはなかなか掴めない。よって自分たちをどのように覚えてもらいたいかとてもクリアにしなければならない。
・ではどうやって?製品のスペックを伝えるのではなく、自分たちが信じている存在理由を、哲学を、そして理念を伝えなければならない。
・Nikeはリーボックのエアーソールよりもなぜナイキのエアーソールが優れているかなんて語ることはしない。では何を訴求しているか。偉大なアスリートや偉大な競技を称賛しているんだ。それが彼らの存在理由だからだ。
・Appleはただコンピュータを作っている会社ではない。情熱を持った人間は世界を良い方向に変えることができる、ということを強く信じているのだ。
そしてAppleはその哲学と信念を Think different という言葉に昇華させます。
それを聞いたときにすぐにAppleのことを思い出させる Think different という言葉はこうして生まれたそうです。
先進国では質が高く値段の安い商品やサービスが溢れていて
なかなか差別化の難しい時代だと思います。
そんな中で自社の商品やサービスを選んでもらうにはどうしたらいいかと考える時、
ヒットポイント(HP)ではなくマジックポイント(MP)で戦う時代だと思ってます。
製品スペックではなく哲学や信念を訴える、そして選んでもらう時代だと思います。
HPで戦うとは
「リーボックのエアソールよりなぜNikeのエアソールが優れているか」とか
「競合他社のノートパソコンよりも自社の製品の方が何グラム軽くて何時間バッテリーが長くもちます」と語ることです。
MPで戦うとは「我が社は偉大なアスリートと偉大な競技を尊敬し賞賛します」とか
「我が社はたとえ世間から変人と揶揄されても情熱を持って世界をよりよく変えることができると信じている人々を、そして実際に世界と人類を前進させてきた偉人たちを尊敬し賞賛する企業です」と語ることです。
スペック(HP)ではなく、哲学と信念(MP)で商品やサービスを訴える。選んでもらう。そういう時代だと思います。
同じ質と価格の商品が複数あるときに、例えば"1リットル for 10リットル" のような「その商品を買うことで少しでも社会の役に立てる」商品を選ぶ人がたくさん増えるといいなと思います。